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出るが出ないかの前に、お上が許してくれるかどうか ~温泉編~ - 2014.09.18 Thu

よく「温泉って出るんですか?」とか「井戸って何メートル掘ったら出るんですか?」と聞かれますが、実は「出るか出ないか」の前に「お上が許してくれるかどうか」すなわち法的環境が最初です。

温泉と井戸は全く違う法律や条例・内規等で規制や許可を受けます。
ちなみに法律とは「国が定めた日本中どこでも適用される法」で、条例とは「都道府県や市町村単位で独自に定めた法」です。

温泉は「温泉法」という法律に従い掘削・採取を行い、それぞれの自治体にて細かな規制が定められています。
温泉法の詳細についてはまた後日説明するとして、ここでまずポイントとなるのは、地方自治体が定める(ここでは都道府県)規定の中で、特に以下の三つが重要となります。

(1)既存温泉井戸との距離制限
(2)採取深度
(3)汲み上げ制限
(4)掘削工事に関する制限


(1)については既存の温泉井戸から半径何メートル以内では掘削ができないという規制です。
都道府県によって異なりますが、おおむね500~800mで規制されています。
またこ距離制限は「まだ掘っていないが掘削許可が下りている掘削予定地点」も含まれます。

(2)についてはどの深さから採取していいかという規制で、多くはありませんが一部の自治体にて見られる規制です。

(3)については、「一日どれくらいの量しか汲み上げてはならない」「毎分何リットル以上汲み上げるポンプを設置してはならない」など採取量を規制するものです。

(4)については、色々とありますが、その中でも「掘削ポイントと敷地境界線からの距離規制」がとても重要です。
掘削するポイントから敷地境界線(隣地や道路との境界)まで何メートル離しなさいという規制です。
もしこれが5mだった場合、半径5mの円を描いた時に隣地境界に掛からない場所を掘削ポイントとしなければなりません。
従って、この時、敷地の一方向が10mに満たない場合はこの時点でアウトです。
また、仮に半径5m圏内で収まる敷地であったとしても、その温泉掘削ポイントが建物を建てたい場所に来てしまったりして、温泉は掘削できても後の建物計画に問題が生じるのであれば結局は掘削しても仕方ありません。

これらの規制を見れば分かるように、(1)の距離規制が掛かったり、(4)の隣地境界線距離が満たなければその時点でアウトです。
(2)や(3)についても温浴施設として必要な量や水質の確保が困難であれば、掘削すること自体に価値がなくなってしまいます。
このように、温泉水を採取するためには色々な法的規制が掛かっていますので、その場所における法的環境を調べることから始めなければならないのです。

次回は井戸についての法的環境について見ていきます。



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銭湯・スーパー銭湯・温泉施設・健康ランドなど温浴施設のコンサルティングをしております。
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